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P-51&F-82キット製作記事掲載誌一覧

ボックスアートデータ
タミヤ(TAMIYA) 1/48 P-51D MUSTANG
テスター/旧ホーク(TESTORS/HAWK) 1/48 P-51D MUSTANG
マルサン/フジ(MARUSAN/Fuji) 1/48 P-51D ムスタング
モノグラム(MONOGRAM) 1/48 P-51B MUSTANG
プロモデラー(PROMODELER) 1/48 P-51B MUSTANG
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ヒストリック(HiPM) 1/48 P-51H ムスタング
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ハセガワ(HASEGAWA) 1/48 P-51D/K ムスタング
コグレ-バンダイ(KOGURE-BANDAI) 1/48 P-51D ムスタング
モノグラム(MONOGRAM) 1/48 P-51D MUSTANG
レベル (Revell) 1/48 P-51D MUSTANG
ペガサス(PEGASUS HOBBIES) E-Z Snapz 1/48 P-51B Mustang
タミヤ(TAMIYA) 1/48 NORTH AMERICAN P-51B / MUSTANG III
アキュレイト・ミニチュア(ACCURATE MINIATURES) 1/48 P-51B/C
モン(MENG) 1/48 P-51D/K MUSTANG FIGHTER
エアフィックス(AIRFIX) 1/48 NORTH AMERICAN P-51DMUSTANG

レベル(Revell) 1/32 P-51D-5NA Mustang
2004.11.05 記
2018.12.18 追記
テスター(旧ホーク)1/48 P-51D
+ マルサン(フジホビー)1/50 P-51D
by 友野 升太

◎ 始 め に …

 ←テスター(旧ホーク) 1/48 P-51D MUSTANG
 一番最初に買った、部分的にメッキの質感を変えたホークのマルチテクスチュアメッキ#208の箱は、しばらく置いてあったはずなのですが、残念ながら現在行方不明となってしまいました。 右はその説明書で、F-51Dとなっていて、戦後のU.S.A.F.とフィリピン空軍、カナダ空軍という面白味は無いけど銀色の面積が広い機体が選ばれているのがわかります。
 ただし、タミヤのメタルフィニッシュのように全て銀ピカというわけではなく、タイヤ、排気管、アクセサリー、フロペラブレードなどは黒色でモールドされ、メッキされていませんでした。 
 左の写真の左の列一番上が最初にホークで発売した銀(メッキではなく)・黒モールドの#156-150で、箱絵はE☆9Oとなってますが、E9☆Oの反対側なので尾翼側からO☆E9 となるのが正解です。 なお、このころのホークのキットは左側胴体の内側に HAWK MODEL CO. 1962 の刻印が入っています。
左写真の左側下二つは箱絵がジオラマ仕立完成品と明瞭な完成品写真というように違っていますが、中身は同じ白黒モールドで製品番号も同じ#546です。 このパッケージの説明書にはトップにHAWKと並んでIMCのマークが入っています。
右側の二つはテスター社から発売になったもので、上が#546、下が#590で箱絵がメッキのように見えて、大喜びして買ったのですが、説明書が多少立派になったものの、中はデカール替えのダークグレイと黒のモールドでした。 いくつかの紹介にテスターでメッキのキットが発売されていると書かれていますが、僕は見たことがありません、本当にあるんでしょうか ?!
 テスターに変わってからは胴体のHAWKの刻印は削られ、主翼右上面裏側にTESTORSのマークと住所・MADE IN U.S.Aの文字が刻印されますが、#590のダークグレイになると、この刻印も削られています。 もしかするとイタレリのブランド(#801)で発売されたときに削られたのかもしれません。

2006.04.26 追記
 その後、メッキキットはテスター社で#208として発売されていたことや、CY☆Gも同社で#587として発売、後にB6☆Sと同じ#590としても発売になっていることが判っています([ボックスアートデータ]を参照してください)。
 #590の CY☆G が一番最近のリリースとなり、同番号のB6☆Sと箱絵以外の違いはB6☆Sが本体の成型色がダークグレイでデカールがVitachrome Graphics製なのに対してCY☆Gがアイボリーに近いライトグレイの成型色なのと、原版は同じですがデカールがSCALE-MASTER(プリントはMICROSCALE)のインバサクリアになっている点、あとは説明書からカタログ部分を取り外してある点でしょうか。

2018.12.18 追記
 さすがに発売から半世紀以上が経ち、その間発売され続けていたキットは下のように箱絵の種類も多くて、僕一人で全部を持っているわけではありませんが・・・

hawk #208-200 (メッキ版)
hawk #208-200
hawk #208-200
TESTORS #208
ITALERI/TESTORS #851
hawk #156-150 (通常版)
hawk #546-100
hawk #546-130
hawk #546-○
⇒ブログ参照
TESTORS/HAWK #546
TESTORS #546
ITALERI/TESTORS #801
TESTORS #587(*13)
TESTORS #587 back
TESTORS #590(CY☆G)
TESTORS #590(B6☆S)
TESTORS #590(B6☆S)
 日本語説明書入り
TESTORS #590 back
TESTORS #4053


◎  仮 組 み

 で、パーツですが、部品点数はA部品(白)26点、B部品(黒)27点、透明部品 3点 (ウインド・シールド、キャノピー、着陸灯) の 計 56点 で構成されています。 このA部品と書いたパーツがメッキになったり、ライトグレーやダークグレーになったりしますが、B部品は基本的に黒モールドのままです。
最近のキットと較べると、タミヤの部品点数はA部品24点、B部品29点、C部品 2点、透明部品 5点、ポリキャップが 2個 の 計 62点、ハセガワのキットはA部品28点、B部品22点、C部品37点×2 、透明部品 10点 の 計 134点 となっています。
 ホークのものは56点のパーツからバズーカチューブの6点、増槽の4点、そしてプロペラブレードのピッチ固定治具の1点を除くと45点のパーツとなっていて、1962という胴体裏の刻印の重みを感じさせます。
コクピットはバスタブ式ではないものの、防眩シールドからシートにかけての部分が四角く抜かれており、防弾鋼板以降の無線機部分は塞がれていて、無線機上部の二個のパーツをはりつけるようになっています。
コクピット内のパーツも床板と防弾鋼板、シートの他は床からニョッキリと生えた形の計器板とパイロットフィギュアの5点だけで、照準器も操縦桿もありません。
ハセガワのように15点の部品を組んでサイドコンソールまでを床板に組み込んだり、タミヤのようにサイドコンソールを左右の胴体に彫刻してあるわけでもなく、パーツとしてはそれ以外にはありません。
タミヤと同じパイロットのフィギュア一点を含んで、7点の部品で構成されているので、コクピットは実際には6点の部品だけで済んでしまいますが、タミヤとのその表現やパーツ構成の違いに、35年の時の流れを感じてしまいます。
 では、外形はどうなのかというと、最近のタミヤやハセガワといった太目の胴体と角張りすぎるぐらいの機首を見慣れていると、ちょっと細身に見えてしまいますが、当時から日本のメーカーが参考にしていたぐらいですから、モノグラムの一連のP-51DやBとともに、外形に関しては比較的安心して購入できる一品でした。
ムスタングという飛行機にスマートなイメージを持っている方には、なかなかの出来と映るのではないでしょうか、僕もこのシルエットは嫌いではありません。 とくに斜めやや後ろ(テスターの#590の箱絵の角度)から見たスタイルは一番それらしく見えます !
この製品の一番の欠点は主脚収納部の形状で、完全にB型のものになってしまっています。
 あと、年代を経るごとに金型の痛みがすすんでいるようで、特に透明部品はキャノピー部がひどくいたんでいますので、気にされる方はバキュームパーツの利用か、タミヤのキャノピーの流用を考える必要があります。

◎ 修 正 箇 所

 作例に使用している胴体はホーク(グレーのモールド二種類で濃い方はテスターブランド)とマルサン(銀色のモールド)が混在していますが、多少肉厚が違ったり、固定用のダボの位置が逆になったりしている程度ですので、この後の作業で出てくるパーツなどの誤差は現物合わせで解消できる範囲です。









◎ 修 正 開 始


 まず…塞がれている無線機部分をコクピット後端から7mmを残して切り取ります(開口部から13mmで左のグレーは2mm程切り過ぎです…)。
 次に左側胴体に15のパーツを付けてしまい、床板を載せてみて15との間をつなぐパーツ(上底11mm下底14mm高さ53mmの台形)を自作し、狭いほうをちょっとライターなどで炙って15のパーツに合うように丸めておきます。
その後ろ、尾輪収納庫は三つの自作パーツで仕切ります。
また、機首の空気取り入れ口も二つの自作パーツで仕切りますが、胴体側についている12のパーツの止めのダボを少し深めに削っておかないとスピナと胴体の間に隙間ができてしまいます。
次に一番やりがいのあるコクピット部分。 正規の床板パーツの後ろ下側に先ほどの台形床板延長パーツをつないだら、エア・アウトレット・フラップの開口部の前のダボのあたりに、上底10mm下底12mm高さ8mmの台形から作ったラジエターと胴体下の空気取り入れ口のダボの後ろに4mm×13mmの長方形の角を丸めたオイルクーラーを取り付けます。 胴体内タンクは上底10mm下底14mm高さ10mm(後ろ側は2mm程長くしておく)長さ25mmの台形立方体を防弾鋼板の後ろに取り付けます。 無線機は5mm角プラ棒を15mmに切りますが、すこし幅が足りませんので、1.2mmプラ板を貼ってからB7B8の部品を貼り付けますが、B7の下にプラ板を一枚かませて高さを上げておきます。タンクの上に載せるときにタミヤのを参考にして、間にアングル状の板を挟むとより雰囲気が良くなります。
数少ないパーツの一つのシートは初期のバケットシート型なので、両脇の囲いを切り離して斜めの棒状の支柱を左右に貼り付けます。 このとき写真のように斜めに残して囲いを切る方法もありますが、苦労が多い割りに満足なできにならないので、写真のようにバッサリと切り取って別の支柱を付けたほうがズッと楽で、座面に丸みも付けられてきれいに仕上がります。 せっかく付いているのにもったいないとお思いの方は、形が似ているので、切り取った囲いはコクピット左側のコンソールに流用してやると良いと思います。 ついでに言いますと、最初に切り取った塞がれている無線機部分の板状パーツはチョット加工するとコクピット右側のコンソールパネルとして使用できますので、無駄なく利用してください。
 計器板は付いていたパーツとタミヤのものを参考にして、床板パーツの幅でプラ板から切り出しました。 透明のプラ板から切り出したものは上からかぶせて、計器部分をマスキングして黒塗装しようかと思ったのですが、それほどの効果は期待できないかもしれません。 でもまぁ、所詮はデッチアップですので、神経質にならずにお気の向くままにおやりください。
で、操縦桿は付いていませんので、これも伸ばしランナーからデッチあげてあります。
照準器はまだ作っていませんが、塗装を何にするかが決まりましたらK-14かN-9をランナーと透明プラ板からデッチ上げるつもりです。
この他、エア・アウトレット・フラップなどの各エッジを薄くして、排気管に穴をあけてやれば胴体関係はほとんど終了ですが、フェアリング無しの排気管にされたい方は、タミヤのパーツの板部分をほんの少し削ってやるだけで、胴体の溝にピッタリと嵌め込むことができます。

 主翼の機銃は左右とも最内側のものはひとまわり太いブラストチューブ様になっているので、そのままで穴をあけ、外に行くにつれて長めのパイプを埋め込むようにしていきます。 増槽用の穴は位置が微妙に違うので埋めて、薬莢排出孔前の二つの穴も確認して開けておきます。
また、薬莢排出孔の前後方向は長すぎると思いますので、半分ぐらいに縮めた方が良いと思います。
 で、一番問題になる主脚収納孔の形は、主翼の取付位置辺りから3mm×7mm、厚さ3mmくらいの三角形を貼り付けて成形していきます。主車輪カバーもそれに合わせて成形。 また主脚カバーには特徴の前方のトンガリがありませんので、気になる方はお付けになってください。(正確には主車輪ドアの下端後ろ側が2mm、前の平らになるところから1mmで下端が上端と平行になるように切り取り、切り取った破片を主脚カバー先端に付ける感じです。)
 他に気になったのは、やっぱり一番目立つスピナーで、もちろんダメという訳じゃないんですけど、ちょっとダンゴっ鼻というか、ボッテリすぎるような気がするんですよね。 ただ、ここいらへんはキッチリとした寸法でだせるもんじゃないので、各人の好みの問題だと思います。 こういう方がムスタングらしいって人もいるだろうから……でも、もう少しスマートでも良いかもしれない・・・
 機首上面の角張りは、それなりに角ばった感じにはなっているのですが、機首の幅が薄いのもあって、いまいちボリュームが足りないのと、スピナが太くて短めなのが相まって、ダンゴっ鼻感が強くなっています。
機首上面の形状は、僕は曲面で構成されているというほうの説を採っているのですが、さすがにもう少し角張っていてもよいかなァ…と、思います。
で、角ばらすときはパテの使用を少なくするために、ランナーを半割にしたぐらいの幅の広いものを機首上面両側に貼り付けてから加工しますが、機首の幅が狭いキットですので、横から見て高さが高くならないように横に張り出し気味に付けるのがポイントだと思います。
 下は何もしていないマルチテクスチュアメッキ(HAWK#208)と機首上部を軽く平らになるように擦っただけのイエローノーズ、そしてランナーを貼り付けて機首上面を平らにして角ばらせた銀塗装の三種です。
ご覧のように高さが上がってしまったようになり、印象が違ってしまう失敗作となってしまいました ! 面倒だから直さずにこのまま完成させてしまいますが・・・

◎ 自作パーツ図面

 自作したパーツの参考図面です。
右下のスケールが10mmになるように印刷してくだされば、ほぼ1/48原寸図となります。
ただし実際の作成では、だいたいの大きさの目安程度として、現物あわせでパーツを作っていったほうが早いと思います

スケールを10mmではなく6.66mmになるように印刷すれば多分1/72になりますが、メーカーが違えば胴体の形状が、そして1/72ではパーツの肉厚などが全く違ってきますので、参考にもならないかもしれません。




◎  細 部
 主脚収納庫内は何のモールドも無いので、デッチアップなさりたい方はご自由におやりください。
 主車輪のハブは穴あきに抜くことも可能ですが、彫りが浅いので慎重にやらないと左の写真のように真ん中が抜けてしまいます。 モノグラム1/48のページで書いたドリル穴あけ方法のほうが簡単で強度もありますし、先に開けたスポークの部品を治具にして裏側のホイールに穴を開けてやると楽にできます。
 また、アクセサリーの三連バズーカチューブは写真では一番前のバンドが付いてない(ワイヤーでハッキリ見えない)ものばかりです。
 
胴体下の空気取り入れ口の棒(アンテナ)や主脚カバーのアクチュエーターなどはもちろん付いていませんので付け足してやると良いと思います。
右の写真は敵味方識別灯をHOBBY SPOT Uの識別灯用素材の丸棒埋め込みにしました。
また、寸法的にはタミヤ用として発売になっている[タミヤ1/48 P-51B/Dムスタング用「出るまで待てない」バリエーション・素材セット]の戦時中のエアロプロダクツのブレードやD前期型のドーサルフィン無しのパーツも使えそうです。

 水平尾翼の安定板左右の上下面に点検口のモールドがありますが、これは上面のみなので下面のモールドは埋めてやった方が良いと思います。
また、昇降舵のトリム・タブ調整ロッドの表現がありませんので、左下面と右上面のトリム・タブの外側 1/3位のところに表現してやるといいと思います。

◎ デ カ ー ル

ホーク#546に付属のデカールはレオナルド・ウッズのE9☆O ですが、残念ながら黒色のインクが出てなかったりズレてたりしているものがありますので、確認できる場合は確認してから購入したほうが良いと思います ! 
また、デカールのシリアルナンバー・44-13763 は P-51D-5NA で色々な写真を見た限りでは背ビレ(ドーサルフィン)はありません。 このためか箱絵の完成写真のシリアルナンバーは 44-73622 (P-51D-25NA) に直されていますが、このシリアルが E9☆O だという写真はまだ発見できていません。
 イスラエル空軍の146は手元に有名な白黒側面写真が一枚だけありますが、色指定や迷彩パターンが指定のとおりなのかは判りません。
テスターのデカールは#546が Henry A Pfeiffer の TANGERINE C5☆E 44-14507 (イタレリ#801も同じです)。 #590がクラーレンス・E・アンダーソンの銀塗装の OLDCROW B6☆S 44-14450 と エドワード・B・ギラー少佐 の The Millie G CY☆G ですが、この両機とも写真で見ると排気管部分のフェアリングが付いているようには見えないので、このキットのままで良いのかは多少疑問が残ります。

◎ でもって・・・









 三機並んだホーク(テスター)のキット

ず〜っと昔に作ったマルチテクスチュアメッキ(HAWK#208)のフィリピン空軍仕様と、まだマーキングを施していない、作例に使用した二機のキットで、イエローノーズがホーク(#546),銀塗装がテスター(#546)。
イエローノーズ(LOU W E2☆C 44-13410の予定)はホビースポット ユウから発売されているタミヤ用の尾部パーツを流用してフィン無しとしてある。
また、タミヤの箱絵や塗装図には垂直尾翼下端のオリーブドラブの大きな斑点が描かれていませんが写真では確認できますので、この機体にするときはご注意ください。
 ホークの白モールドはそのまま色をのせると地が透けて、なんだか半透明みたいな仕上がりとなってしまいますので、サフェーサーや下塗りなどの処置は絶対に必要になってきます。
何の資料も無しで作ったフィリピン空軍仕様のものは、脚収納孔やカバーなど、何一つ修正していませんので、この写真でもB型状の主車輪カバーが目立っています。

 マルチテクスチュアメッキ(HAWK#208)と銀塗装の比較

左がマルチテクスチュアメッキ(HAWK#208)の主翼下面部分で、メッキのために反射が強くはっきりとは判りませんが四種類ぐらいの輝きの違いで(メッキを変えてあるのではなく、金型の時点で各外板の仕上げをツヤあり、ツヤ消し、半ツヤ、梨地と変えてある)、各外板の違いを表現しています。
右の銀塗装に関しては何の工夫もしていませんので、ベタな銀色になってしまっていますが、敵味方識別灯周りの仕上げの荒さだけはしっかりと浮き上がっています。
パネルラインは写真ではくっきり見えますが、何もしていない凸線ですので、影でそう見えるだけです。
 また、メッキの方で増槽やバズーカチューブの取り付け穴などがそのままになっていますが、これは当時(今もですが)技術が未熟なので、周囲を傷つけたり、修正部分のメッキ塗装補修が不可能だと判断したためです。


 主脚収納孔近辺を改修した脚周り

B型のような主脚収納孔の胴体側を埋めて成形した部分とドア部分の形状。
銀塗装のほうは左右を壁で分けたのですが、こちらは仕切りを入れないままで組み上げています。
また、収納庫内のディテールもまったくデッチアップをせずにストレートで組んであります。
適当に付けた主脚輪ドアのアクチュエーターは長すぎですので、根元部分が庫内に収まる長さまで縮めないとおかしいと思いますので、これは完成までには直すつもりです。
 着陸灯は普通後部キャノピーのヒケ止めを兼用して付けられているのですが、ミスパーツとなっていたのでプラ板と透明ランナーから作って取り付けてあります。
 空気取り入れ口内のAN/APX-6アンテナと言われている物は"らしければ良い"という程度ですので、正確な考証は一切おこなっていません。
細かい考証をするなら、このアンテナの後ろに、取り入れた空気を潤滑油冷却器とラジエターとに分ける仕切り板をつけてやらなければならなくなりますので・・・

 機首部分のパネルライン修正

主翼前の台形のパネルですが、B型のように幅が広いので、エアフィルターパネル寄りの斜めのラインを2mmほど主翼寄りに下げて彫り直してやります。
これによって、エアフィルターパネルとパネルラインの間が開いてしまうのが気になるという方は、並行に移動するのではなく、上側(排気管に近い側)を2mm下げてやっても良いと思います。
私は最初に書いたように主翼側に平行移動させました。 これだけ移動しても、タミヤやハセガワのこの部分のパネルラインより広いのです ?!
 銀塗装のほうは手抜きで直したので、前のラインがうまく消えていません・・・二本線になってる !! (汗 !)

なお、写真には写っていませんが、尾輪柱は細く折れやすいので、取り扱いには注意が必要です。

◎ 結局・・・

 いろいろ書いてみましたけど、こんな苦労をして古いキットをわざわざ作らなくても・・・とお思いの方は、もちろん簡単に組めてちょっとの手直しで最高の雰囲気のP-51D 後期型のムスタングが出来るタミヤのキットなどをお作り下さればいいことですので、この記事は無視してくださって結構です。
 ただ、私のように多少スマートではあるけど、側面形はなかなか捨てがたいものがあると思って、このキットを大量に保有している者やタミヤでは塗装の腕は奮えても工作の腕は奮えないと思っている者にとっては、こうして直し方などを書き留めておいて、今後少しでも楽に直せたらいいなぁと思っただけなのです !!

で、背ビレ無しのD型は上記のように、HOBBY SPOT Uからパーツと素材をセットにした[タミヤ1/48 P-51B/Dムスタング用「出るまで待てない」バリエーション・素材セット]が発売されておりますので、これを加工して使うことを一度ご検討ください。

◎  マルサン/フジホビー(MARUSAN/Fuji) 1/50 P-51D

 50年ほど前にホークのキットを元にして金型を起こしたと思われるマルサン(海外向けUPCブランドや後のフジホビー)のキットに関しては、ハッキリ言ってコピーですので基本的なところは同じです。
 ただ、胴体内フロアパーツの固定ピンなどが反対側に付いていたり、スピナが更にダンゴッ鼻になっていたりしています。
それと、パーツ自体の肉厚が厚くなってしまっているので、主翼は前縁が角張り後縁が分厚く、上反角も不足になってしまいます。
 主翼前縁の機銃のフェアリングの表現は省略され、小さなデッパリ(機銃先端部 ? )が三つならんでいるだけですし、左翼付け根近くの四角(後期型)のガン・カメラの開口部も省略されてしまっています。
また、薬莢排出孔の前後方向はホークのときと同じように長すぎると思いますので、後ろ 1/3〜半分ぐらいを埋めて縮めた方が良いと思います。

 なお、右胴体の機首下面空気取り入れ口が異常に大きくなってしまっています(左右で大きさが違っていて段が付きます)ので修正が必要です。
胴体も幅が全体に拡がっていて、特に胴体前半部で排気管前端上部で2mm、コクピット部もウインドスクリーン下端部で2mm、キャノピー下端部でも幅が1mm広がっているだけではなく、透明パーツも、ウインドスクリーンの形がデタラメになってしまっているうえに、高さの低い半円形になっているのでキャノピーとの高さが合わず、閉位置で2mm位の段差ができるのでほとんど使えません。
 また、ホーク版キットでキャノピー下方に表現されていた信号弾の射出孔も、マルサン版では省略されてしまっていますので、開けておく必要があります。

 その他、主車輪タイヤのモールドはオリジナルのホークでは細かすぎるぐらいの格子状のパターンが刻まれていますが、当時の技術ではコピーが難しかったのでしょうか、完全にノッペラボーとなってしまっています。
ただし、スピナとの接合部の幅はオリジナルと同じなので胴体幅が拡がった分、斜め上方から見たときのボリュームはオリジナルよりもそれらしい感じがしています。
 これであれば、機首上面を少し平らにしててやるだけでかなり良い雰囲気になるような気もしますが、コクピット部分の幅が広いので、そう簡単にはいかないようです。
 残念なことに私はすでに手持ちのマルサンとフジホビーのキットは全て作ってしまったので、昔作ったキットをばらしてでないと作れないのが辛いところです。

 UPCのものは持っていませんので判りませんが、国内の物のデカールはマルサン(マルザン)が PF-267 44-73267 と アーバン・L・ドリュー中尉のE2☆S 44-13926、フジホビーが同じ PF-267 44-73267 と エドワード・B・ギラー少佐のThe Millie G CY☆Gです。

 ついでに言ってしまいますと、ホークのキットはアチコチのメーカーで参考にされていて、コグレ(後にバンダイ)から出されたキットも、細かい部分の作りは違っていますが、側面形はホークのものを参考にしていますので、片側ずつを合わせてみると、違和感なくピッタリと合います !  また、ホークのマルチテクスチュアと同じようなメッキ仕様を出していましたので、コグレのものも外板ごとに表面仕上げが違っています。
さらに、透明モデルも出していて、この内蔵物などはモノグラムの1/32を参考にしていて、主脚の引き込み時の主車輪ドアのピンによる連動なども再現しており、スタンドこそ付いていませんでしたが、モノグラムの内蔵物をホークのキットに詰め込んだような仕上がりになっていました。

 当時はプラモ発展途上の試行錯誤の時代ですから、お手本というか、コピーと参考の間というか、パクリというか・・・ま、言ってみれば最近ネタ切れのハリウッドで時々見かける、他国のヒット映画をリメイクしてしまうというやつの逆バージョンといった感じです !! 

 そして、参考という意味では、オータキのキットも胴体の寸法に関してはホークのキットによく似ていて、垂直尾翼の大きさと形状、機首の絞り方以外はそれぞれの胴体パーツを組み合わせてみるとほぼピタリと合ってしまいます。

 ただし、一部のサイトで 「コグレのキットと同じもの」などという間違った情報を流されている ニチモ のキットは、この ホーク のキットの譜系ではなくてニチモが独自に開発(ただしモノグラムの 1/32 を参考に)したオリジナルのキットなので、コグレのキットとは全くの別物です。

 で、下のは小学生の時に作ったマルサンのキットですが、当時の指定マーキングどおりの PF-267 にしてスタンドキットにしていたものをジャンクボックスの中から引っ張り出してきてレストアをはじめたものです。
下の写真のように機首上面を少し平らにしてみましたが、ビミョーに感じが違ってしまっていますので、やはりパテ盛りが必要かもしれません・・・(^_^;)
キャノピーはウインドゥ・シールドはキットのものですが、後部キャノピー部分にはコグレのクリアパーツを付けてみました・・・コグレのはダラス型に近い感じですが、後部の膨らみがなく高さもちょっと低いので、逆になんとなくうまくフィットしています !!(^^♪

上のマルサンのキットの機首部分にパテ盛り整形などを加えて修正したものが下の写真になります。

また、下の写真のように主翼下面の主脚収納庫の形状や薬莢の排出口の大きすぎ(前後の長さを半分ぐらいに)を縮め、その前に開いている二つの穴を開けてタミヤのパイロンを装着、そして主翼前縁から覗く機銃口とブラストチューブ先端を追加してあります。
 主脚収納庫の形状は 5mm角×8mm の角材を貼り付けてから整形してやると楽に出来ます。 庫内はまず左右の仕切り壁を取り付けてから、天井(?)面のデティールアップ(僕の場合はデッチアップですが…)を行ないました。
今回は手元にあった 1/350 の艦艇の手摺パーツなどを適当に着けてデッチアゲましたが、艦艇用の別売りエッチングパーツの手摺などがあれば、もっとそれらしい感じに仕上がるのではないかと思います。

全体にサーフェイサーを掛けてやると、上のような感じになります。

 また、この下の写真は小学生の頃から高校生になるまでの間に作製した、フィリピン空軍マーキングのホークのメッキ(マルチテクスチュア)キットと比べたマルサンやフジホビーの三機です。
ウインドスクリーンの形や機首周りの太さの違いがお解かりいただけるでしょうか ?! 

 E2☆Sと英軍のCV◎Wは段違いの生ずるキャノピーを開位置に固定しています。 どのくらいスキマが開くかは、先程の写真と下の写真などでご確認ください。
キャノピーが閉位置になっているC5☆Eは付属していたパーツではなく、オーロラの1/48 H型の一体のものを削って使用しています。
 また、スピナ・キャップ後部パーツの寸法が違っている関係で取り付け用治具を信頼して接着すると、下の写真の CV◎W のようにプロペラ・ブレード が後傾してしまうので注意が必要です。

マーキングは CV◎W が国籍マーク以外を手描き、E2☆S がマルサンの付属デカール、C5☆E がテスターの付属デカール、そしてフィリピン空軍のがホークの付属デカールです。


MUSTANG GALLERY のマルサン(MARUSAN) 1/48 の展示を見る
P-51D-10-NA(S/N.44-14507)
364thFS/347thFG/8thAF
C5☆E "TANGERINE"
Henry A. Pfeiffer 機
P-51D-5-NA(S/N 44-13926)
375th FS/361st FG/8th AF
E2☆S
Lt. Urban L Drew  
Mustang IV(S/N ???)
R.A.A.F
329th FBG/No.3 Sqn
CV◎W


以上、友野 升太 でした……。




またまた、一機追加 !

MUSTANG GALLERY のホーク(HAWK) 1/48 の展示を見る
U.S.A.A.F P-51D-15-NA(S/N 44-13410)
375th FS/361st FG/8th AF
Thomas J. Christian  E2☆C
U.S.A.A.F P-51D-15-NA(S/N 44-15582)
1st FS/2nd ACG
Burma, 1945  69☆!
U.S.A.A.F P-51D-20-NA(S/N.44-63607)
353rdFS/354hFG/100thFW/9thAF
FT☆L "Lt. Col Glenn T Eagleston"機
フィリピン空軍
P-51D-25-NA(S/N 44-73622)
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Lt. C. L, CAMBOA 機

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